子どもや高齢者にやさしい、熱中症対策を考えた間取りとは?
暑さに弱い家族のためにできること
室内熱中症のリスクを知っていますか?
こんにちは、ハピアデザインの坂口賢一です。
長野県の涼しいイメージとは裏腹に、
夏場の室内は高温多湿になりやすく、
実は「家の中」で熱中症になるケースも増えています。
特に子どもや高齢者は体温調整機能が未発達、
あるいは低下しているため、体への負担が大きいのです。
「エアコンをつけているのに、なんだか暑い…」
「夜中に熱がこもって寝苦しい…」
そんなお悩みは、
実は間取りや設計が原因になっていることも。
今回は、子どもや高齢者が安心して過ごせる
「熱中症対策を考えた間取り」について、
家づくりのプロとしてご紹介します。
体にやさしい家づくりの基本
ハピアデザインが大切にしているのは、「暮らしを楽しむ家づくり」。
体に負担をかけないためには、
エアコンに頼りすぎず、
自然の風や素材の力を活かした設計が大切です。
特に、家族全員が快適に過ごせる間取り設計は、
子育て中のご家庭やご高齢の方と同居している世帯にとって、
大きな安心材料になります。
熱中症に配慮した間取り設計のポイント
ポイント1:通風を意識した部屋の配置
夏の暑さ対策において、「風通しの良さ」はとても重要です。
例えば、南北に大きな窓を配置することで、
自然の風が部屋を通り抜ける「通風ライン」をつくることができます。
また、寝室や子ども部屋など長時間過ごす部屋が
風の通り道に配置されていれば、
エアコンに頼らずとも快適な室温を保てます。
■設計の工夫例
・寝室を東側に配置して西日を避ける
・廊下や吹き抜けで空気の流れを促進
・窓は縦すべり出し窓で効率的な換気を実現
高齢者の方が長時間過ごすリビングには、
外気温の影響を受けにくい断熱窓や
遮熱カーテンの採用もおすすめです。
ポイント2:温度差の少ないバリアフリー設計
急激な温度変化は、高齢者にとってヒートショックの原因にもなります。
家の中でも「部屋ごとに温度差がある」と、
知らぬ間に体調を崩すことも。
そのためには、「家全体の温度を均一に保つこと」が大切です。
ハピアデザインでは、
断熱性の高い素材や24時間換気システムを
標準仕様にすることで、
どの部屋にいても快適な空間を実現しています。
■バリアフリーの工夫
・脱衣所やトイレも断熱・換気対策を
・リビングと寝室はなるべく同一階に
・足元からの冷えを防ぐ無垢フローリングの活用
「どの部屋も同じ温度で過ごせる」――
それだけで、高齢のご家族も安心して過ごせる家になります。
家族の健康を守る素材と設備
調湿素材で室内の湿気をコントロール
高温多湿な日本の夏では、湿度も熱中症の大きな要因になります。
そこで注目したいのが、自然素材の持つ「調湿性能」です。
たとえば、珪藻土や漆喰の塗り壁は、
湿度が高い時には吸湿し、乾燥している時には放湿する特性があります。
無垢フローリングも同様に、
床からの快適さを保つ効果があります。
■おすすめ素材
・はいから小町(珪藻土ベースの調湿壁材)
・無垢材(ヒノキ、ナラなど)
・通気性の高い内装材やクロス
設備の工夫で涼しく健康的に
家の設計だけでなく、設備面でも熱中症予防は進化しています。
・24時間換気システム:空気を常に入れ替えて、こもった熱を排出
・サーキュレーターと連動した冷暖房:冷気が室内をまんべんなく巡回
・電動シャッターやブラインド:朝晩の日差しを自動で調整
また、高齢者の方は「暑さを感じにくい」傾向があるため、
自動的に室温を感知して冷暖房を調節する「スマート家電」もおすすめです。
まとめ
子どもや高齢者にやさしい家づくりとは、「やさしさ=設備」ではなく、「設計と素材」で実現できるもの。
熱中症を防ぐためには、風の通り道を考えた間取り、温度差を抑える断熱性、湿度管理に優れた自然素材など、暮らしに密着した視点での家づくりが必要です。
ハピアデザインでは、長野県の気候や家族構成に合わせて、オーダーメイドで住まいをご提案しています。
「健康的で快適な夏を過ごしたい」――そんなご希望があれば、ぜひお気軽にモデルルームへお越しください。
よくある質問
Q1. 小さな子どもと高齢者が同居しています。どんな点に注意して家を建てればいいですか?
A. 温度差の少ない間取り、段差のない設計、
そして調湿性の高い素材の使用がポイントです。
また、リビングと寝室の距離を短くすることで、
移動中の体への負担も減らせます。
Q2. 見学できるモデルルームでは熱中症対策の工夫も体感できますか?
A. はい、風通しや断熱性能、
自然素材の快適さを実際に体験できます。
事前予約制ですので、お気軽にご連絡ください!
モデルハウスの見学も随時受付中!ぜひ、お気軽にご予約ください!
