長野県上田市で自然素材・無垢材を使った新築・注文住宅 | 株式会社ハピアデザイン

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長野県で快適に暮らす自然素材の家

自然素材の家。って聞くと、どの様なイメージを持たれますか?

お客様に自然素材の家のイメージは?とお聞きすると、
みなさん「室内の空気はきれいで結露がなく、健康に暮らせる家」
とお答えになります。

では、
自然素材を使えば全ての家が、快適に暮らせるのか?

実は、そうではないんですよ。

土台や柱を無垢の木材を使って、室内の仕上げに全て自然素材を使って
建てた家が、全て快適に暮らせる家になる訳ではないんです。

ここまで読んで「え~」と思ったあなた。
心配しないでください。

自然素材の家がダメだと言っているわけではありません。

では、どのように建てたら良いのか
少し解説したいと思います。

自然素材の家だから快適な訳ではない

快適に暮らせる自然住宅

こんにちは。
信州で家づくりをして35年、ハピアデザインの坂口です。

私が生まれ育った家は、昭和9年に建てられた古い民家です。
外壁と室内の壁は土壁に本漆喰塗り、天然イグサを使った畳表の本畳に
廊下の床はケヤキの無垢板張り、窓は障子に雨戸が付いている。

100%自然素材の家です。

大黒柱はケヤキの太い柱が使われたこの家は、
当時とすれば立派に作られた家です。

でも、
この家の暮らしは快適でしたか?と、聞かれれば、
そうではありませんでした。

茶の間の天井は3mもあるので、夏は涼しいのですが・・・・・

とにかく、冬が寒いのです。

おじいちゃんが建てた、親父の自慢の家ですが、
年間を通して快適に暮らせる。
という視点で考えると、長野県では快適に暮らせる家ではありませんでした。

長野県には長野県の春夏秋冬があります

日本には、春夏秋冬の四つの季節があります。

でも、
一言に春夏秋冬といっても、日本中どこでも同じでは無いですよね。

冬だけを比較しても、東京と長野県では気温の低さが違います。
雪が降る量だって全然違います。

長野県の中でも中南信地域と北信地域では気温も雪の量も全然違います。

そこで、
長野県で快適に暮らせる建物を作るために考慮しないといけないのが、

気温です。

特に、冬の気温がどれだけ低くなるかによって、断熱材の種類や厚さが
変わってきます。

次に考慮しないといけないのが、太陽熱です。

夏に太陽の熱をさえぎり、冬は太陽熱の熱を家の中に取り込むこと
がとても大切です。

その為には、
庇の長さや窓の位置や窓に使うガラスの種類を工夫することによって、
冬でも太陽の熱を室内に取り込み暖房をしなくても暖かい
家にすることができます。

その地域の気候風土にあうように
建物のデザインと断熱性能を決めることによって、
家計にやさしく快適に暮らせるお住いになります。

自然素材はどこまでこだわったらいいの?

自然素材とは
木材、紙、草、タイル、石、土など自然の素材でつくられた材料のことです。

建物を大きく分けると
基礎や柱や梁からなる構造体、屋根、外壁、室内の床、室内の壁天井に
分けられます。

構造体で一番重要なのが強度です。
強度から考えると無垢材も集成材も変わりはありません。

外壁材も自然素材の製品がありますので、建物のデザインにあった
素材を使われることがベストだと思います。

ただ、
外壁に無垢板を張ったりすると、長年にわたってメンテナンス費用が
掛かりますので、そこを十分に理解した上で使われることをお勧めします。

床は、無垢フロアーと合板フロアーがありますが、合板材の方が無垢材に
比べると繊維の中に空気が含まれていないので冷たく感じます。

床に寝転ぶと無垢材の方が温かくて気持ちが良いです。

壁・天井材は
ビニールクロスに対して自然素材の珪藻土や漆喰などがあります。
一番重要なのは、ホルムアルデヒドやVOC(揮発性有機化合物)の
有害化学物質の発生が出来るだけ少ない素材を選ぶということです。

珪藻土や漆喰は自然素材がベースになっていますので、有害化学物質の発生は
ほとんどありません。

珪藻土と漆喰の大きな違いは、調湿性能が違うということです。
素材だけでいったら、珪藻土の方が室内の湿度を調節してくれる性能は上です。

全てにおいて自然素材にこだわるのは良いと思いますが、
同じ自然素材でも性能が違います。

また、
価格と耐久性とメンテナンス費用もそれぞれ違いますので、
自然素材というだけではなく、自然素材を使う目的にあった性能の素材を
選ばれることをおすすめします。

長野県にあった理想の暖房方法とは

私が生まれ育った家のように、自然素材100%の家でも、冬が寒ければ
年間を通して快適に暮らせる家とはいえませんよね。

建物の断熱性能が高くなっても、冷暖房設備は必要です。

長野県の夏は気温が高くても湿度が低いのでカラッとしています。
ですから、
冷房より暖房に重点を置いて機器を選ばれた方が良いと思います。

自然素材の家の暖房で一番大切なことは、
健康の事を考えて自然素材を使って家を作った意味がなくなってしまいますので、
開放型の石油ストーブなどの室内の空気を汚す暖房機器は使わない。
ということです。

理想的な暖房の考え方としては、全館暖房です。
少ない燃料費(電気・ガス・灯油)で家全体を温めるという方法です。

この暖房システムも、床下に熱源を設置する方法やパネルヒーターなどを
各部屋に設置する方法や空調機器メーカーから発売されている全館空調システム
などを使って、家全体を温める方法があります。

それぞれ、メリットデメリットがありますが、
選ぶポイントは、シンプルなシステムでメンテナンスがしやすい、
ということだと思います。

機器は必ず故障しますので、15年~20年経って、
機器の交換やメンテナンスに高いお金が掛かってしまうようなシステムは
出来るだけ避けた方がよいと思います。

構造材は自然素材がよいの?

土台や柱や梁(はり:柱と柱の上をつなぐ木材のこと)を構造材と呼びます。
その中でも、柱と梁は自然素材の無垢の木材か集成材のどちらかが使われます。

無垢の木材か集成材のどっちを使った方が、強度が上なの?

と、聞かれますが、どちらも一緒です。

梁に関して言えば、集成材の方が強度は上です。

耐久性も、湿気の影響を受けなければ、大差はありません。

違うのは、
無垢の木材は材種によって大きく金額が上がってしまうのと、
無垢材は、乾燥が不十分だと反りや割れが生じやすい、ということです。

大壁(柱が壁の中に入ってしまって見えない構造)構造の場合、
柱は見えませんので、例えばひのきの柱を使っても、
ひのきの香りや綺麗な木目が見えないので、ひのきの良さが半減してしまいます。

真壁(柱より壁の厚さが薄く、柱が見える構造)構造の場合は、
柱が見えてきますので、ひのきの柱などを使うと、ひのきの良さが生かされます。

真壁構造のように、柱が見えてくる建物なら自然素材の珪藻土や漆喰と合わせて、
こだわっても良いと思います。

如何でしょうか?

日本には素晴らしい四季があります。

四季を通して快適に暮らすためには、

建物本来の構造や暖房設備が欠かせない要素になります。

お住いになる地域の気候風土にあった間取りや建物のデザインに加え
建物の性能をどのレベルにするのか、全体のバランスを考え、
自然素材の持つ、それぞれの良さを生かした家づくりをすることが
快適に暮らせる家には必要な事ではないでしょうか。

長野県で快適な自然素材の家に暮らすためにも
お住いになられる地域で長年家づくりをされている
工務店や建設会社の会社の家づくりに対する考え方などをお聞きして

家づくりのパートナーを選ばれることをおすすめします。

ハピアデザインは、自然素材を多用した気持ちいい家を
得意とする建築会社です。

資料をご請求頂いても、電話を掛けたり、強い売込みを
するといったことは、一切ありません。

というよりも、少人数で営業している地域密着の
工務店ですから、腕に自信はあっても、
売り込むことは得意ではありません。

安心して資料をご請求ください。

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